慶応義塾大学 理工学部 電子工学科

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粟野 祐二

粟野 祐二

あわの ゆうじ

  • 教員プロフィール
  • 役職 : 教授
  • 居室 : 24-306
  • 電話 : 045-566-1506 ( 内線 42284 )
  • email :
  • 研究室 URL : http://www.awano.elec.keio.ac.jp/

研究キーワード:

ナノエレクトロニクス / カーボンナノチューブ / グラフェン / 有機

[ 研究の概要 ]

カーボンナノチューブやグラフェンをはじめとする革新的ナノマテリアルと,その電子デバイス応用に関する研究を行います.またシミュレーションを利用した,新デバイスの創製を狙います(電子/ フォノン輸送など).これらを通じ,ユビキタス・グリーンIT社会実現のための環境調和型ナノエレクトロニクスを研究します.

[ 担当講義課目 ]

電気電子材料(2年) / 電子物理学(3年) / 電気電子工学実験第1(3年)/ 電子機能デバイス(大学院)

研究の特徴

カーボンナノチューブやグラフェンといったナノマテリアルは,その桁違いに優れた電気的,機械的,熱的特性から,多くの応用研究が世界的に進められています,なかでも3次元LSIのための銅配線に代わる微細配線応用や,放熱・実装応用は,明確かつ強い企業ニーズがあり,今まさに取り組むべきテーマと言えます,またグラフェンやBNなどに代表される2次元機能性原子薄膜にも強い関心が集まっています,この分野では,FETをはじめとするデバイス応用に関する斬新なアイデアが求められています,さらに,私自身5年以上前から主張し,ようやく世界のあちらこちらで産声を上げ始めた分野として,サーマルマネージメントのための『フォノンエンジニアリング』があります,電子物性をヘテロ接合材料技術で緻密にコントロールした『バンドエンジニアリング』で成功を収めたように,ここではフォノンをエンジニアリングする新技術を切り開く必要があります,また,将来の『フレキシブルエレクトロニクス』や『エネルギーマネージメント(省エネ技術)』を目指し,有機半導体ナノデバイス分野への関心が高まっています,しかしながら,有機半導体はシリコンや化合物半導体と比べて,材料安定性が未解決であり,またデバイス研究者の参入が遅れたため,デバイス物理の解明が遅れています,こういった将来のエレクトロニクスを見定めた上で,粟野研究室では,『ナノエレクトロニクスのブレークスルーは材料とデバイス物理から』という考えのもと,ナノカーボン材料や有機半導体,2次元機能性原子薄膜をはじめとする新探究材料とその革新的デバイス応用に関する研究に取り組んでいます,

研究室の特徴

  • 業界ニーズと将来トレンドにマッチした研究を行います
  • 国プロなどの共同研究先のため,最先端の研究環境に身を置き,現役研究者との交流し,研鑽を積むことができます
  • 広い研究ネットワークの活用によって,自分に合ったテーマが見つけられます
  • 理論と実験の両方の研究ができます。両方やりたいという欲張りも大歓迎です
  • 企業での長い経験を活かし,社会が求める人材育成を目指します(研究戦略,コスト意識,実用化のポイントなど)

研究テーマ

  • カーボンナチューブ,グラフェンの新しい合成技術の研究(一部企業と共同研究)
  • カーボンナチューブ,グラフェンを用いた次世代LSI配線技術の研究(国家プロジェクト)
  • カーボンナチューブ,グラフェンを用いた新構造FET,高周波受動素子,センサーの研究(一部企業と共同研究)
  • 将来のサーマルマネージメントを目指した第一原理計算法によるフォノンエンジニアリング新探究材料研究
  • ナノカーボン材料の熱伝導とフォノンエンジニアリングのための理論的研究(国家プロジェクト)
  • パワーエレクトロニクスのためのGaN電子デバイスのサーマルマネージメントに関するモンテカルロ解析
  • 将来の省エネ・フレキシブルエレクトロニクスを目指した有機半導体TFTとその国際標準化研究(国家プロジェクト)
粟野研究室 研究概念図

共同研究先

  • 独立行政法人 産業技術総合研究所 グリーンナノエレクトロニクスセンター
  • 超低電圧デバイス技術研究組合 LEAP
  • 独立行政法人 理化学研究所
  • 北陸先端科学技術大学院大学 マテリアルサイエンス研究科/英国 サザンプトン大学
  • 大阪大学 産業科学研究所
  • 京都大学 大学院工学研究科
  • 企業、他