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Photonics

光技術の教員

Photonics

木下 岳司

木下 岳司 准教授

Takeshi KINOSHITA | きのした たけし

研究キーワード:

非線形光学 / 有機フォト二クス材料 / 光スイッチングデバイス / 電磁界解析

  • 教員プロフィール
  • 役職 : 准教授
  • 居室 : 26-604B
  • 電話 : 045-566-1536 ( 内線 42236 )
  • email :
  • 研究室 URL :

[ 担当講義課目 ]
物理学C(1年) / 物理学D(1年) / 電磁気学(2年) / 光学基礎(2年) /
電気電子工学実験第1(3年) / マイクロオプティクス(大学院) / 光電磁波デバイス(大学院) / スマートデバイス・システム工学特別講義(大学院)

[ 研究の概要 ]

レーザーの発明以降,高強度光や極短パルス光の物質との相互作用が研究され,多くの興味深い現象が発見されている.その中に物質の屈折率,吸収係数が光強度に応じて変化する現象があり,これを利用して超高速で光を光で操る(あやつる)技術の実現が期待されている.このような研究分野を非線形光学といい,材料,デバイス,システムにわたり新しい技術が発展し,実用化が進められている.当研究室では高い光学非線形を示す特に有機材料を用いた光導路,ファイバーを作成し,波長変換,光スイッチング等の現象の実証実験とその解析を行っている.また無機ナノ粒子を用いたファイバーの作成にも取り組んでいる.

研究の特徴

高分子材料に有機色素を添加した薄膜やファイバーを作成し,フェムト秒光パルスの伝搬特性の観測を行っている.disperse red 1という色素を添加したコア径10μm以下のポリスチレンファイバーの作成技術を完成させている.金ナノ粒子添加ガラスファイバー作成も行い,これらの機能性ファイバーにおける非線形偏光回転による光スイッチングの実証実験を行う.方向性結合器や干渉計方式のデバイスよりも高いon-off比が期待される.デバイスの解析にはFDTD法よりも高速なDtN法に取り組んでいる.

研究テーマ

  • 有機色素添加ポリマー光ファイバー作成
  • ゾルゲル法による金ナノ粒子添加ガラスファイバー作成
  • 光ファイバーにおける非線形偏光回転の実験
  • DtN法による周期構造をもつ光デバイスの解析

共同研究情報

  • 理化学研究所