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エレクトロニクスの教員

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田中 貴久

田中 貴久 准教授

Takahisa Tanaka | たなか たかひさ

研究キーワード:

デバイスモデリング / 数値シミュレーション / ナノスケール電子物性 /ナノスケールフォノン物性

  • 教員プロフィール
  • 役職 : 准教授
  • 居室 : 24-309
  • 電話 : 045-566-1573 (内線 47262)
  • email :
  • 研究室 URL : https://sites.google.com/keio.jp/tanakalab

[ 担当講義課目 ] 物理学CD / 理工学基礎実験 / 固体物性工学 / 電気情報工学実験 / ナノデバイス工学

[ 研究の概要 ]

ナノスケール材料を用いたデバイスの作製と評価,および原子スケール計算による特性理解から,センサや集積回路への応用を目指した研究を進めています.

研究の特長

ガスセンサ
私たちの周囲の気体は多数の成分を含んでいます.例えば呼気ガスは疾病と関連したバイオマーカーの情報を複数含んでいることが知られています.単一のガスセンサから得られる情報は限られていますが,複数の異なるガスセンサを集積化させることで,複数のガス情報を同時に取得することができます.そこで,ナノスケール材料と微細加工技術を用いて多数のセンサを集積化することで多成分ガスの分析に応用可能なガスセンサの研究を進めています.
また,ガスセンサは主に表面・界面に吸着したガス分子による電気抵抗の変化を計測します.表面・界面におけるガス分子の挙動を原子スケールで理解することで,新たな材料の提案やガスセンサの高性能化に向けた指針を得ることを目指しています.

集積回路技術
集積回路は微細化による高集積化で性能を向上させてきました.微細化を継続するために様々な材料やナノ構造が導入されています.そのため,原子スケールでの特性の理解が重要となってきています.原子スケールの計算としては第一原理計算が有名ですが,計算コストの問題から適用できる系のサイズが限られています.そこで,私たちは半経験的な計算手法を用いることで現実的な集積回路を模した構造をシミュレーションし,材料・構造の提案を目指しています.