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Informatics

情報科学の教員

Informatics

眞田 幸俊

眞田 幸俊 教授

Yukitoshi SANADA | さなだ ゆきとし

研究キーワード:

移動体通信 / 無線LAN / 直交周波数多重通信方式 / コグニティブ無線 / 高信頼通信

  • 教員プロフィール
  • 役職 : 教授
  • 居室 : 25-422A
  • 電話 : 045-566-1427 ( 内線 42276 )
  • email :
  • 研究室 URL : http://www.snd.elec.keio.ac.jp/

[ 担当講義課目 ]
応用確率論(2年) / 電気電子工学実験第2(3年) / ワイヤレスコミュニケーション(3年) /計算機構成(3年) / ディジタル無線通信(大学院)

[ 研究の概要 ]

移動体通信システムのデータレートは10年で100倍以上の高速化を実現しています.しかしさらなる高速化のためには信号処理の進化が欠かせません. 貴重な資源である周波数を有効活用するために,新しいワイヤレス信号の送受信方式が求められています.眞田研究室では次世代移動体通信への応用を目指して,非直交多元接続方式,干渉除去方式,ダイレクトコンバージョン受信方式,アンテナ信号処理などの理論検討・実験等をおこなっています.

研究の特徴

今後の情報端末はタブレット型やスマートフォン型からよりウェアラブルなものへと変化していきます.多くの機器に無線デバイスが搭載され,ネットワークに常時接続するようになります.そしてモバイルトラフィックの量は今後10年で500~1000倍に増加するといわれています.

一方で移動体通信システムはこれまで10年で約100倍のデータレートの増加を実現してきました.しかし,従来の方式では増加するモバイルトラフィックを収容しきれなくなると考えられています.そこで次世代の移動体通信は複数の周波数帯で異なる大きさのセルを構成し,それら大小のセルを組み合わせてサービスエリアをカバーします.また複数のアンテナを基地局に配置し,高度な制御方式を用いて移動端末と通信します.

このような環境では,小型で低消費電力な無線デバイスが求められています.眞田研究室では限られたサイズの無線デバイスにおいて,周波数資源を効率よく利用するための移動体通信システムを研究しています.

  • 同一周波数で複数の無線デバイスが通信する非直交多元接続方式の研究
  • 小型低消費電力の無線デバイスで空間多重信号を復調する過負荷MIMOシステムの研究
  • 空き周波数を有効利用するためのコグニティブ無線の研究
  • 無線通信を用いて産業機器同士を接続する高信頼性無線通信システムの研究
  • 電力伝送用アンテナを用いた情報伝送