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RESEARCH

電気情報工学科の最先端研究

Electronics

私たちの日常生活に欠かせない携帯機器や交通系ICカードからロケット打ち上げ・軌道制御に至る幅広い分野において,その機能の中枢を担っているのがエレクトロニクス技術です.今日まで,半導体の集積密度が18~24カ月で倍増するという「ムーアの法則 (Moore’s Law)」に従って,シリコン半導体をベースにした大規模集積回路(LSI)の高集積化が進展しました.それに伴い,高品質な半導体製造技術,高精度な微細加工技術,高度かつ多彩な回路設計技術が確立され,いずれも今日の豊かな生活を支える技術基盤を形成しています.

これからのエレクトロニクス分野では,上記のムーアの法則を推進する「More Moore」技術だけでなく,法則の枠組みを超えて,環境との調和,充実したヘルスケア,安全・安心を実現するための「More than Moore」技術の発展が強く望まれています.

電気情報工学科では,多様化する社会的要請に応えるエレクトロニクス技術を開拓すべく,最先端LSI回路設計技術や,多岐に渡る電子材料(シリコン,ナノカーボン,有機半導体など)を対象とした高性能電子デバイスの研究開発に精力的に取り組んでいます.

People

超低電力インターフェース回路

「多機能なセンシング用インターフェイス回路の設計」
石黒研究室|石黒 仁揮 教授
将来,毎年1兆個の超小型センサーデバイスが流通し,環境からセンシングされた情報を様々なサービスに生かせる社会”Trillion Sensors Universe”が来ると考えられている.その実現のためには,外界の情報をセンシングするための超小型端末,とくにインターフェース回路が極めて重要な役割を果たす.本研究室では.…..more

バイオセンシングLSI

「コンピュータでLSIを自動設計」
中野研究室|中野 誠彦 教授
モア・ザン・ムーアのLSI実現を目指しLSIチップに新たな機能を持たせる回路設計を行っています.デジタル回路,アナログ回路はもちろん,太陽電池やセンサーなどの機能を加えてブレインマシンインタフェース用のLSIや自律型マイクロシステムの実現を目指しています.また電磁気,力学,熱解析などを組み合わせたマルチフィジックスシミュレーションを行うことでパワーデバイスの高性能化に取り組んでいます.…..more

有機・ナノ材料科学/エレクトロニクス

「資源循環や低環境負荷につながる電子材料/デバイス研究」
野田研究室|野田 啓 教授
有機電子材料(主に半導体)の薄膜形成とその物性評価,及び薄膜トランジスタ等の電子デバイス応用に向けた研究を展開しています.また,化合物半導体から構成されるナノ構造を利用した光触媒水素発生を対象として,その機構解明や新しいエネルギー変換デバイスへの応用に関する研究にも取り組んでいます.…..more

計算材料科学

「原子レベルの構造の機能最適化を目指す」
フォンス研究室|ポール フォンス 教授
基本的なテーマは,原子レベルの構造を理解し,その結果得られた分析を使用して機能を最適化することです.例えば、X線吸収分光法(XAFS)や高エネルギー光電子分光法などのツールを使用して,固体の物理的および電子的構造を調査するシンクロトロン放射があります.…..more

3Dセンサ

「センサ回路とエッジコンピューティングハードウェア」
吉岡研究室|吉岡 健太郎 専任講師
センシングは外界の情報を得る事に留まらず,オートメーションや通信といった社会システムの根幹を支える技術である.本研究室ではロボティクス,オートメーション用のセンサ回路の研究及びセンシングした情報を処理する高効率なエッジコンピューティングハードウェアについての研究を行う.…..more

デバイスモデリング

「コヒーレンス性を使い尽くした計算機制御光波で操る超高速物理」
田中研究室|田中 貴久 専任講師
シリコンナノ構造および二次元層状物質を用いたナノスケール電子デバイスのモデリングを行っています.実験的な物性の測定と,数値シミュレーションによる物性の理解に基づいてナノスケールデバイス中のキャリア輸送と熱輸送をモデリングし,デバイスの性能予測や最適構造,材料の指針を与えることを目指しています.…..more

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