寺川 光洋

Mitsuhiro TERAKAWA | てらかわ みつひろ
研究キーワード: | レーザプロセシング / バイオメディカルフォトニクス / 応用光工学 |
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- 教員プロフィール
- 役職 : 教授
- 居室 : 26-611
- 電話 : 045-566-1737 ( 内線 42287 )
- email :
- 研究室 URL : http://www.tera.elec.keio.ac.jp/
[ 担当講義課目 ] 光・量子エレクトロニクス(3年) / 電気電子工学実験第1(3年) / 自然科学実験(1年) / 物理学C演習(1年) / 物理学D演習(1年) /光電磁波デバイス(大学院)
[ 研究の概要 ]
高強度の光は多彩な物理現象を誘起します.寺川研では,時間及び空間的に光を集めてその分布を制御する研究を行うとともに,特異的な光強度分布を利用してレーザナノプロセシングの新しい応用研究を進めています.
当研究室で行っている研究は,レーザプロセシングとレーザバイオ・医療技術に大別されます.レーザプロセシングでは,フェムト秒レーザ加工とナノスケール光散乱場制御の融合による微細構造の作製とその物理過程の解明に取り組んでいます.バイオ・医療応用では,レーザによるドラッグデリバリー,遺伝子治療,再生医療,生体計測に資する技術の創出に挑戦しています.
研究テーマは全て「高強度光と物質の相互作用」という共通の軸を持ち,同時並行・融合しながら研究を進めています.
研究の特徴
レーザが拓く次世代加工技術
レーザ加工は既に産業のあらゆる分野に導入されています.当研究室では,回折限界よりも小さい微細構造をレーザにより作製する研究に取り組んでいます.微細構造近傍にナノスケールで生じる光散乱場と電子・フォノン緩和時間よりも短い超短パルスレーザを組み合わせて,高スループット・ドライプロセスの実現を目指しています.また,レーザ加工により作製した構造の応用研究も進めています.
レーザが拓く次世代バイオ・医療技術
2000年代に入り,医療やバイオ分野に光を使う研究は急速に発展しています.当研究室では,光の多彩な特長を活かして未来のバイオ・医療技術に向けた研究を行っています.具体的には,必要なところに必要なだけ薬を届けるドラッグデリバリーシステム,細胞のレーザ手術,光による遺伝子治療および再生医療用技術,生分解性ポリマーのレーザ加工,光音響波計測に取り組んでいます.
研究テーマ
- フェムト秒レーザプロセシング
- ナノスケール散乱場の制御と加工応用
- 生分解性ポリマーのレーザ加工
- レーザドラッグデリバリーと細胞膜透過性亢進
- レーザ薬剤放出
- レーザ遺伝子導入
- 光音響波計測
共同研究情報
- 防衛医科大学校防衛医学研究センター
- 機械工学科 安藤研究室